FUR & DESIRE|シリーズテキスト
それは、人と同じではない身体。
毛に覆われた輪郭と、
あまりにも確かな温もりが、
近づくほどに躊躇を生む。
その違いに気づいているからこそ、
触感はより危険で、より魅力的になる。
柔らかさの下に潜む本能が、
境界線を静かに曖昧にしていく。
近づき、留まり、そしてもう一歩。
それは勘違いではない。
あなたはもう知っている——
この引力は、人のために用意されたものではないということを。
野性は隠れていない。
ただ、そこに在り続け、
あなたが認める瞬間を待っている。



